村上春樹の作品内容思い出せない説

毎年秋の風物詩のように騒がれるノーベル文学賞。
今年はイギリス国籍の日系人カズオ・イシグロ氏が受賞しましたが、今回は毎年候補に名前が挙がる村上春樹氏について書いていきたいと思います。

 

僕は過去にいくつか村上春樹の作品を読んだのですが、なぜだかどれも内容をよく覚えていません。確かに面白かったという記憶はあるので、ひとに「これ面白いよ」と薦めるのですが、「どんな内容?」と聞かれたらほとんど答えられません。面白いことに全く内容が思い出せないのです。

 

その原因は何となく分かっていて、

  • ファンタジーなので、理由や理屈が通じない
  • 話の大筋はざっくり、細かい所をしっかり書いている
  • そもそもオチがない

辺りにあると思っています。

 

なので、今回は「村上春樹の作品内容思い出せない説」について検証しています。
これから僕が読んだ作品について、できる限り思い出してざっくりと再現したいと思うので、読んだことがある人はそれをみて、一緒に思い出してみて下さい。一回読んだだけの人はおそらく思い出せないでしょう(笑)

 

新しく読んだ順に書いていきます。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

初っ端からタイトルが思い出せずにググりました(笑)
確か登場人物が5人いました。みんな名前に色が入っていて赤、青、黒、白だったと思います。主人公のつくるだけ名前に色が入っていません。それで、高校の時はすごい仲良しグループだったのに、ひとり東京の大学に行ったつくるはハブられた、確かこんな感じでした。距離が仲を隔てたと思っていたが、大人になってから、あんな急にハブられたのは何か理由があるのではないかと、四人に理由を聞くために会いに行くストーリーだったと思います。そもそも一本小説を書くようなストーリーじゃない。

僕が一番印象に残っているのは、物語の冒頭に出てきた、友人との会話で、そいつは確か名前に灰色が入っていました。もしかしたら全く違う名前だったかもしれませんが、(灰崎ではないです。色彩のことを考えると黒子のバスケが頭にちらつきます笑)、残っている印象としては、グレーの印象を持った友人です。冒頭はその友人との会話でつくるが過去を告白していきます。村上春樹の作品はだいたい会話のシーンが面白いです。それゆえ、ストーリーが思い出せなくなります。その友人は物語のカギを握っている雰囲気を出しておきながら途中で失踪します。以後ストーリーには登場せず、伏線も回収されていません。

で、こっから青、赤の順番に会いに行って、白か黒が死んでます。多分白だったと思います。話のオチとしては白が統合失調症(簡単に言うとメンヘラ)か何かで、つくるに襲われたというデマを流したというものでした。ここまでは8割ぐらい正確だと思います。でも、こっからが全く思い出せません。村上春樹の小説はオチがないので、結末というよりはどこに収束させて物語を終えるかがポイントになってきます。そしてその収束させるポイントは誰も思いつかない、いかにも含みのあるような所に落してきます。多分、思い出せないのでここまでにします。これでも、村上春樹の作品にしては思い出せた方だとは思います。

記憶度約80パーセント

 

「1Q84」

1Q84 BOOK 1

これはめっちゃ長かった記憶があります。読んでも読んでも終わらない。確か、メインキャストはスポーツインストラクターの青豆(女)と数学の予備校教師である天吾(男)です。ざっくりいうと青豆と天吾が再開するストーリーで、カルト宗教と異世界を舞台に書かれていました。毎回思うのですが、春樹作品は冒頭と細部の印象しか頭に残りません。冒頭ばかり残るのは単に集中力の問題なのか、書き手側の惹きつける力が強いのか、どちらにせよいいのですが、印象しか残らないのはせっかく読んだのだから、何とかしたいです。せめて人に感想を言える程度には覚えておきたいものです。もしこれが意図して書かれていたとしたら、村上春樹の文章力は神の領域です(笑)

で、冒頭なのですが、青豆が高速の渋滞に巻き込まれるところから始まります。ラ・ラ・ランドかよ・・・。そしてクライアントとの約束に間に合わすためにタクシーから降りて、高速道路のハシゴを下って行き、そこから異世界に入っていきます。たしか月が2つある世界です。物語は2つの視点から進んでいきます。青豆は実は殺し屋をやっており、カルト宗教の教祖を暗殺したりします。天吾側は謎の不思議系天才小説家少女と共に話が展開していきます。実はこの少女、カルト宗教の教祖の娘で教団に命を狙われていました。天吾は数学を教える傍ら、小説家をやっていて、そのつてで少女を家にかくまっていました。この小説は三部作になっていて、とても長く、それでいて回想などが入るので時系列がぐっちゃぐちゃになります。確か最後は、青豆と天吾が再会して、元の世界に帰る、だったと思います。この1Q84においては一応わかりやすいオチみたいなものがついてるのですが、ストーリーの重心がどこに置かれているのかが、不明確なので、すごく話辛いです。カルト宗教、少女の謎、空気さなぎ、青豆と天吾、異世界・・・。特に話の中盤は複雑で記憶がごっそり抜けています。だいたい50パーセントぐらいしか思い出せてないと思います。また、このストーリー自体がどんな話だと言い切れないほど長いです。

記憶度約50パーセント

 

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

これも複数の視点から描かれる、長編です。主人公は暗号を解読する天才で、解読しないと世界が終わる暗号を解くみたいなものだったと思います。ファンタジーとSFのミックスで常識が通じず、ほとんど覚えてません。が、出来るだけ書きたいと思います。物語の大筋は、かつての天才科学者が謎の動物の頭骨発見する。その動物は過去にも現在にも存在した記録がなく、異世界または忘れ去られた歴史の存在を暗示している。その謎を解き明かさないと、何故か世界が終わってしまう。地上ではマフィアに追われ、地下通路にはヤミヤミという得体のしれない化け物に追われ、地下研究室にいる天才科学者のもとへ命からがら、会いに行く。頭骨に触れると異世界?動物の記憶へ入りこめて・・・もう分からん。たしか、この話はオチがなかった気がします。てか、よくこんなふわっとしたわけわからん小説をだらだらと描けるなと感心します。こんなん普通描けへんし!

記憶度約40パーセント

 

 「ノルウェイの森」

 

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

程よい長さの小説で面白かった気がします。タイトルにノルウェイと入っていますが日本が舞台のお話です。登場人物は主人公、親友、女の子の三人だったと思います。全員の名前が思い出せません(笑)大まかなストーリーは、幼馴染で仲良し三人組だったのですが、親友が自殺?死んでしまいす。その親友と女の子は昔、付き合っていました。親友が死んだあと女の子は情緒不安定(メンヘラ)になり、主人公が親友にかわって付き合いだします。大学に入ると、女の子の精神状態が悪化してどっかの病院へ隔離されていきます。その間、主人公は別の女の子に浮気してます(映画化されており、その女の子は水原希子が演じています。主人公は松ケン)。なぜか、村上春樹の作品は主人公が頼りなさそうな草食系に描かれているのにモテます。たいてい会ったばかりの女の子とヤってます(笑)それで、大学での生活、病院にいる彼女、過去の回想などをベースに、細部を村上春樹の得意な無駄に装飾の多い文章で描かれています。これが結構面白いです。オチは忘れました。多分なかったのだと思います。

記憶度約80パーセント

 

「海辺のカフカ」

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

かなり昔に読んだので一番記憶が消えています。これも長編小説です。主人公は15歳の少年カフカで、母親を探しに旅に出ます。カフカという名前は偽名だった気がします。理由は覚えていません。確か東京からひたすら南の方へ下っていくのだったと思います。途中、記憶に障害がある中田さんとかいうお爺ちゃんとかも出てきますが、本編とのかかわりが全く思い出せません。中田さんは戦時中だった子供時代に神隠しに遭い、行方不明になってから記憶に障害が残りました。半分ぐらいは中田さんについて書かれているので、物語にとって重要な人物ではあったのですが、思い出せません。ちなみに、主人公は一応母親らしきものは見つけるのですが、はっきりとしたことは分からないままです。これも村上春樹の作品にありがちなはっきりと描かれないパターンです。そういうのはエヴァンゲリオンだけにしろよ!で、たしか、母親を見つけてからも物語は続いて、どこで終わったのかは全く思い出せません。あと、主人公は頭の中にカラスを飼っていたのですが、それの関係性も忘れました。あと、お父さん途中で死にます。もう、よくわからん!冒頭、中盤、結末全部忘れたわ!!

記憶度約20パーセント

 

最後に
他にも色々読んだことがあるのですが、本当に覚えてなさ過ぎて書けませんでした!今回は比較的最近に読んだものについて書きましたが、まだまだ読んでない作品もあるので、そのうち全部読んでみたいと思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

日常の中で感じたこと、思ったことをそのまま記事にしています。このサイトの始まりは「旅と映画」テーマでしたが、最近は雑記ブログと化しています。