映画「フルートベール駅で」を観て

最近全く映画を見ていなかったので、ひさしぶりに映画を見ました。

結構有名な作品なんですが今まで知らなくて、バイト先の人にこの映画面白いって勧められたので見ることにしました。

一時期映画にハマっていた時期もあったのですが、TSUTAYAやGEOでレンタルすると返しに行くのがめんどくさいのと一気に5本借りると全部見切れなかったりで映画から少し遠ざかってました。

最近はストリーミングサービスが充実しているので、Netflixで見ることにしました。引きこもり体質の人にはオススメです(笑)

「フルートベール駅で」ってどんな作品?

フルートベール駅で(字幕版)

作品概要
2009年、元旦。サンフランシスコの鉄道警察官に射殺されたオスカー・グラント。人生をやり直そうとしていた22歳の若者に実際に起きた悲劇が語られる。
出演: マイケル・B・ジョーダン、 メロニー・ディアス、 オクタヴィア・スペンサー
ジャンル: 海外映画、 海外ヒューマンドラマ、 ヒューマンドラマ、 犯罪ヒューマンドラマ
(Netflixより転載)

 

映画を見た感想

この映画では黒人のリアルな生活が描かれています。日本に住む僕たちには到底知ることがないことですが、黒人への人種差別を理解する上ではとても重要な予備知識だと思いました。簡単にまとめると以下のようです。

  1. 仕事がなく生活が不安定
  2. 家族や親戚や友人を大切にする
  3. 意外にも白人に対してフレンドリー
  4. 一部の過激な白人が徹底的に差別をしている

だいたいこんな印象を受けました。

 

1. 仕事がなく生活が不安定

主人公のオスカーはスーパーで魚屋の仕事をしていたのですが、2回遅刻をした事で仕事をクビになっています。そして、次の仕事がなかなか見つからないので仕方なくヤクの売人をしていました。他の映画を見たときもだいたい仕事がない黒人はヤクの売人をやっていることが多かったです。オスカー自身は優しさを持ち合わせた青年として描かれており、社会に認められるまともな仕事を求めていました。しかし悪いことと知っていながらも、生活のために仕方なくヤクの売人をしていました。

 

2. 家族や親戚や友人を大切のする

映画では何度も電話やメールをする場面が描かれていました。そしてその頻度は家族>親戚>友人となっていてそこに日本人との大きな価値観の違いを感じました。黒人は何より家族を大切にする人種だと思いました。また、会話のシーンでは白人への差別や黒人同士の強い仲間意識がうかがえる刺激的な発言も多く見られましたが、そこには日頃差別されているからこその警戒心と、仲間同士で助け合うことで差別から身を守ろうとする姿勢が感じられました。そしてその会話は決して憎しみに満ちたネガティブなものではなく、ジョークを交え笑いを誘うようなポジティブなものでした。

 

3. 意外にも白人に対してフレンドリー

オスカーが祖母の誕生日に魚屋へカニを買いに行った時、キャシーという白人女性が彼氏の誕生日に作るフライフッシュに合う魚を探していました。その時オスカーは祖母に電話してフライフッシュに合う魚やレシピを教えてあげて欲しいとお願いし、キャシーに電話を代わりました。見ず知らずの他人に自分の家族との電話を繋ぐなんて人種差別のない日本ですらありえないやりとりが白人と黒人の間で行われていることに驚きました。黒人は基本的に思いやりのあるフレンドリーな人種なのだと思いました。

 

4. 一部の過激な白人が徹底的に差別をしている

映画の最後に新年を仲間達と祝うために街へ電車で出かけるシーンがありました。電車内では見知らぬ黒人同士をブラザーと呼び合ったり、音楽をかけてダンスをしたりとても楽しそうな雰囲気でした。オスカーたちの乗った車両にも白人のカップルはいて、全ての白人が徹底して人種差別をしている訳ではなさそうです。街で飲んでいる時もオスカーと白人夫婦に対して親切に振る舞う場面が描かれています。

しかし、帰りの電車ではたまたまそこに居合わせた白人のヤンキーに突然暴言を浴びさせられ、それに対して挑発的に言い返し、殴り合いの乱闘になります。すぐに周りの仲間達が仲裁に入り止められるのですが、電車は停車し白人警官が駆けつけてきます。その白人警官はとても強硬的に無実のオスカー達を電車から引き摺り出します。オスカー達黒人の言い分は全く聞き入れる気がなく、テーザー(スタンガン)で威嚇し続けました。そして、警官の応援が来ていよいよ手錠をかけられ逮捕されるとなった時にオスカーたちは無罪を主張して暴れるのですが、床に押さえつけられ、背中から銃で撃たれて亡くなります。銃を発砲した白人警官はただ一人でその後逮捕されています。白人警官が強硬な手段を取ったのはまだわかるのですが、発砲した白人警官に対しては何か私的な黒人への差別意識や憎しみが感じられました。

 

終わりに

僕はまだアメリカやヨーロッパに行ったことがなく、いつか行ってみたいと思っています。去年は東南アジアを一人旅したのですが、これといって人種差別された経験はなく人種差別問題についての経験がありません。これから欧米へ行く際に人種差別を目の当たりにしたり、自分が差別を受ける可能性もあります。そういった状況に遭遇した際に相手が何を思い、自分が何をすべきかを考える良い機会になりました。こういうセンシティブな社会問題を取り扱った映画は日本にはないので是非興味を持った方は見てみて下さい。

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日常の中で感じたこと、思ったことをそのまま記事にしています。このサイトの始まりは「旅と映画」テーマでしたが、最近は雑記ブログと化しています。